更年期障害とは

更年期障害は女性ばかりでなく男性にも起こる、ホルモンが大きく変化することにより身体的・精神的な不調をきたす症状をいいます。一般的に更年期障害は閉経をはさむ、40代後半から50代半ばに現れます。しかし、最近ではこういった不快症状が20〜30代に起こる、若年性更年期障害に苦しむ人も多くいます。心身ともに大きな変化を感じる更年期障害は私たちにとって身近な存在といえます。 更年期障害を正しく理解して、改善・治療することが非常に大切です。

また、更年期障害は誰にでも起こりうることだからといって、つらい症状を我慢することは良くないです。周囲に理解してもらい、症状がひどい場合は病院へ行くことをおすすめします。

更年期障害の症状は個人によって差があります。しかし、「あっ、これが更年期障害のことかな?」と自分で自覚することも、とっても大切ですよね。更年期障害に早く気付くことで対策や改善が期待できるからです。基本的な更年期障害の症状を次に記します。

男性の更年期障害

実は男性にもある更年期障害は、男性ホルモンが減少し、それに重なり加齢や心理的なストレスが引き金となり引き起こります。 40〜60代の責任感が強く仕事や家庭のストレスが多い人に表われやすいようですね。下記が男性の更年期障害の主な症状です。

男性の更年期障害は女性に比べて、認知度が低いといえます。しかし、なんと初めて男性の更年期障害の概念が提唱されたのは、 1939年とかなり前のこと。そういった背景があるにも関わらず、現在でも医学界では男性の更年期障害の認知があいまいといわれています。

その原因として、男性の場合は女性のように閉経という身体的に劇的な変化がないということが挙げられます。しかも、40〜60代の男性は社会的なストレスや加齢、心理的な問題を多く抱える時期といえます。そのストレスから来る精神神経症状と更年期障害の症状は大変似ていますが、別のものです。ですから、誤解される部分もあり、あいまいになっているのでしょう。

症状がひどくなってくると、日常生活を過ごす事でさえきつくなってきます。「仕事にもう行きたくない。」「毎日だるい…」など、不快症状が長引く場合は迷わず病院へ行きましょう。男性の更年期障害といっても、一体何科へいけばいいの??婦人科に行っても仕方ないので、あなたの症状によって、心療内科や内科、泌尿器科で診てもらいましょう。男性にも更年期障害はあるのですから。

更年期障害の対策と治療

更年期障害の治療について、方法は大きく分けて2つあります。生活習慣の見直しと病院での治療の2つです。

更年期障害の治療、生活習慣の改善

正しい生活習慣を送る秘訣、実は心がけひとつです。「症状を改善したい」と強く願うのなら、まずは生活習慣を改める必要があります。規則正しい生活はもちろんのこと、適度な運動で身体をリラックスさせ快適に過ごすことが大切。その中でも特に重要なのが、食生活です。

塩分は控えめに摂取することがポイントです。加齢と閉経に伴いコレステロール値は自然の上昇するため、高脂血症や動脈硬化の防止のためにも塩分を控えて、コレステロールを抑えましょう。また、摂取しておきたい栄養素は、食物繊維、EPAやDHAが含まれている魚類、ゴマ油などに含まれるαリノレン酸、抗酸化物質です。かぼちゃや納豆、こんにゃくなどに含まれている食物繊維も動脈硬化症・糖尿病・大腸がんなどの予防効果があるので、おすすめです。基本的に、肉より魚を摂取するように心がけましょう。食生活の改善は更年期障害の治療の第一歩です。

更年期障害、病院での治療

更年期障害の症状がひどい場合は、婦人科で治療する必要があります。我慢はしないように!生活に支障をきたすほどの症状の場合、HRTという治療法が適応されます。 HRTとは非常に効果が高いホルモン補充療法で、更年期障害の原因となる女性ホルモンのエストロゲンを補充する方法です。不足している女性ホルモンのエストロゲンを飲み薬や貼り薬で補うことで、ほてり、発汗、冷え、動悸といった、 更年期障害の症状を改善し、自律神経のバランスを整えます。また、皮膚の痒みや乾燥の症状も改善され、早期治療を行うことが望ましいといわれています。

一方で、性器から出血するといった副作用も報告されています。


また、HRTの治療法の他に漢方を服用する手段もあります。副作用が嫌という方にはぴったりです。漢方は自然のものから作られているため、副作用が少ないのです。ただし、漢方の種類によって自分に合う、合わないもあり(効用的に)、漢方の種類や量も個人差があるので、服用する際は医者と相談する必要があります。。